マッチングサイトは成約時に動く金額で大きく、「オンライン完結型」と「オフライン完結型」の2種類に分かれます。
オンライン完結型は読んで字のごとくオンラインで成約から決済まで全てを完結するタイプのマッチングサイトです。
比較的成約時に動く金額が少なく、仲介となる運営者に対する手数料も低くなります。
例として、弊社で構築した家庭教師に特化したマッチングサイト「マッチングティーチャー」がオンライン完結型に入ります。
家庭教師と父兄とのマッチングサイトで、「こんな家庭教師を探している」と父兄がお仕事案件を登録すると、「私にやらせてください」と複数の家庭教師がエントリーをして、複数の家庭教師と商談が始まり、成約すれば、父兄から成約毎に手数料を頂く仕組みになっています。
手数料は5000円~1万円ほどで、特に運営者が仲介として間に入る必要も無いため、平均的な手数料といえるでしょう。
一方、オフライン完結型はオンライン完結型のようにウェブサイト上では制約できないような大きな案件を扱うマッチングサイトに多く見られます。
不動産に関するマッチングサイトがいい参考になります。
例として、インテリアデザイナーとオフィスをデザインしてもらいたい企業とのマッチングサイトで説明していきましょう。
まず、企業は「こんな感じで、オフィスをデザインしてもらいたい」とお仕事案件を登録すると、「私にやらせてください」と複数のインテリアデザイナーが提案・エントリーを登録します。
実際にインテリアデザイナーを選定するに当たり、細かな見積もりをとる必要があります。その見積もりをとるには、当然オンラインでの連絡が必須になってきます。
インテリアデザイナーは正確な見積もりを出すためには、その企業まで足を運ぶ必要があり、実績の提示、契約など、上記の家庭教師とは異なり、成約までの道のりがはるかに長くなります。
このマッチング業務を本格的に行おうとすれば、当然運営会社は仲介業者として間を取り持つ必要が出てきます。
人が動けばそれ相応に経費もかかるので、徴収する手数料も高くなります。手数料が高いからこそ、本格的名マッチングサービスを提供することも可能です。
この例ではオンラインで全てを完結することはほぼ不可能で、一旦翻訳的なオフラインの作業が始まってから、成約後にまたオンラインに戻って成約手続きをしてくれるかというと、難しいのが現状です。
当システム内に商談機能、成約通知機能(双方から確実に成約を連絡してもらうための仕組みが導入済)、納品管理が導入されています。
オンライン完結型の場合は、上記の機能をそのまま活用いただければ、あとはサイト内にて、ほぼ自動でユーザー同士が商談から成約作業、納品作業を行ってもらえます。
よく手数料を支払いたくないモラルの低いユーザーが成約通知をしないのでは?という相談もありますが、当システムではそれを一切許さない、追従システムとなっているため、その心配は一切無用になります。
オフラインで成約が完結する場合、オフラインでの商談が多く、サイト内に情報が蓄積されないため成約を完全に把握するのは困難になります。
本格的に成約を把握しようとすると、仲介として最初から最後までべったりと介入しなくてはいけないので、楽天ビジネスなどオフラインでの商談が多くなる分野のマッチングサイトでは、お仕事依頼に提案を登録するタイミングで、請求をかけるのが一般的になります。
案件ごとの収益が大きいため、提案登録毎の手数料は最低限の必要経費として捉えることが出来るため、オフライン完結型のマッチングサイトのユーザーには好まれる課金方法となります。
→課金のタイミングは?