SEOとは、Search Engine Optimizationの略で、日本語に直訳すると「検索エンジン最適化」という意味を持ちます。つまり、検索エンジンの検索結果の上位に掲載させるための技術のことをいいます。
まずは検索エンジンがどのような仕組みで世に存在するサイトの順位を決めていくのかに着目していきましょう。
ホームページを公開したからといって、次の日から即座に検索結果にインデックスされる(検索エンジンに登録され、検索対象となる)わけではありません。
電話帳のような物とお考え下さい。引っ越した当日に電話帳にその家の電話番号が掲載されないように、ホームページも同じように公開したかいしたからといって勝手に検索エンジンにインデックスはされないのです。
公開したばかりのホームページは、云わばジャングルの奥地に作られたアミューズメントパークのような物です。
内容がどれだけ充実していようとも、そこにたどり着く術が無ければ、そのアミューズメントパークも存在しないも同然です。
そのアミューズメントパークが雑誌などで紹介される、つまりホームページが検索エンジンにインデックスされるためには、まずインデックスしてくれるための調査を行ってくれる検索エンジンロボットをサイトに呼び込む必要があります。
検索エンジンロボットはクローラーとも呼ばれており、このクローラーは、世に存在するサイトの情報を収集・インデックスするためにあらゆるサイトのリンクを辿りながら自動巡回しているのです。
つまりこの情報収集とインデック(検索エンジンにそのサイト、ページを登録する)クローラーがサイトへたどり着くことが出来なければ、サイトは永久的に検索結果には反映されないこととなってしまうのです。
これも云わばジャングルの奥地に作られたアミューズメントパークを雑誌や新聞に載せるために調査・評価しようにも、調査団(クローラー)達がそもそもそこにたどり着けないので、評価のしようが無いということになるのです。
ではどうすればいいのでしょうか?
答えはシンプルです。まずは、道を作ってあげるのです。クローラーが公開したサイトへ巡回できるように、すでに検索結果に反映されているサイトからリンクを貼ってあげることで、道が出来るのです。
上記でも述べたように、クローラーは自動でサイトのリンクを辿って巡回しています。検索エンジンに既にインデックスされているサイトには、定期的にこのクローラーが巡回しに来るので、そのタイミングで、公開したサイトへのリンクがあれば、クローラーがそのリンクを辿り、公開したサイト内の情報を収集して、インデックスをしてくれるのです。
長くなりましたが、この一連の流れにより検索エンジンに検索対象として見てもらえるサイトとなるのです。
既存のサイトにリンクを貼ってから早くて即日、遅くて1週間ほどでインデックスされ、検索エンジンからの訪問者もちらほら確認できるようになります。
費用はかかりますが、プレスリリースも効果的なインデックス対策です。
検索エンジンにインデックスされたからといって上位表示されるわけではありません。
クローラーはサイト内のコンテンツ量や質を評価するアルゴリズムを独自に持っており、そのアルゴリズムは年々まるで人の脳のように性格になってきています。
現に、Googleで検索をすると、99%以上の確立で探しているサイトが検索結果1ページ目で見つかります。
人間が本当に探している情報を検索結果として見せるために、検索エンジンは何百とも言われる条件を上位表示のために設けています。
例えば、サイト内の滞在時間が長いサイト、多くのサイトから紹介・リンクされているサイト、直帰率が低いサイト、テキスト量が多いサイト、ブラウザのお気に入りからのアクセス数など、様々な条件下のもと、上位表示が可能とされているのです。
シンプルに言えば、「ユーザーにとって本当に価値のあるページ」が上位に表示されているのです。
一昔前はバックリンク・被リンク数(多くのサイトからリンクを貼り、強制的に上位に表示させる)によるSEO対策が主流に行われてきました。
これは、検索エンジンが、「より多くのサイトからリンクをされているサイトは、優秀なサイト。評価すべき」という条件を重視していたからです。
しかし現在では、バックリンクを有料にて購入して強制的に上位表示を目指す、検索エンジンにとっては不利益なSEOが目立ちすぎたため、極度によるバックリンク対策は、かえって逆効果でペナルティとみなされるようになっています。
検索エンジン側も日々改良されており、リンクしている側サイトの質さえも判別し、その際とが悪質なサイトと判断されれば、そこからリンクしてもらっているサイトの質も評価を下げる条件なども加えられています。
つまり、繰り返しになりますが、「ユーザーにとって本当に価値のあるページ」が上位に表示されるように、日々検索エンジン側も改良を重ねているため、今はまだSEO会社と検索エンジンとのいたちごっこが続いていますが、近い将来はより人工知能を持った検索エンジンが、まるで人の目で判断しているかのごとくより精密な検索結果を表示するようになるに違いありません。
今後SEO対策を考えるのであれば、まさに一寸先は闇の小手先SEOよりも、やはりコンテンツ重視型のSEO対策に注力していくべきだと思います。
余談となりますが、弊社で開発したマッチングサイトのほぼ全てのサイトが、メインのキーワードにて上位に表示されております。
これは基本的な内部SEOの徹底と、コンテンツを充実させているだけで実現させたものです。ユーザーにとって価値あるコンテンツを配信するからこそ、そのサイトが上位に表示されるべきなのです。